
白色・黒色の場合 [材質による、光の反射率(参考例)]
| 材質 | 反射率下限(%) | 反射率上限(%) |
|---|---|---|
| 白い布 | 50 | 70 |
| 白ペンキ | 50 | 70 |
| 黒ペンキ | 5 | 10 |
| 黒い布 | 2 | 3 |
材質が黒く表面の光沢が少ないほど、光や熱を吸収しやす
いため、マーキングや加工がしやすくなります。
基本的に、色が白に近く、光沢があるほど光の反射率 が大きくなります。逆に光を吸収する黒色では、光沢が無いものほど光の反射率が小さくなります。
参考 [なぜ、りんごは赤いの?]

物体は“全ての波長の光”をさまざまな割合で反射し、その反射する波長によって、見える色が決まります。
例えば左図の様に、赤い物体は長い波長の光を多く反射します。

左図は、赤色が反射する光の
波長分布です。
太陽からは、いろいろな波長(色)の光が放出されています。人の目で認識できる7色の色は、すべてりんごに当りますが、そのうち赤色の光だけが反射して、他の光は吸収されます。そして反射した赤色の光が人の目に入り、“赤い!”と感じる訳です。
発色の原理は4つに大別されます。
| I 発泡 | III 炭化(添加材を使用) |
| II 凝縮(添加材を使用) | IV 化学変化 |
I 発泡

レーザ光を照射すると、その熱効果により基材内でガス泡が発生します。
ガス化し蒸発した気泡が基材の表面層で封じ込められ、白っぽく隆起します。
特に濃色の基材では、その視認性も良く、「薄い基材色」になります。
(例)基材色:黒→グレーに発色/赤→ピンク色に発色
II 凝縮(添加材を使用)

「添加剤」にレーザのエネルギーが吸収されると、その熱効果により添加剤の
分子密度が上がり、凝縮されることにより濃色に変色します。
「添加剤」とは、一般に「発色剤」と言われますが、レーザ光の吸収率が高い「顔料」と考えて問題ありません。
III 炭化(添加材を使用)

更に高いエネルギーが照射し続けると、「添加剤」によって吸収率が上がり、「添加剤」周辺の素材の高分子が炭化して黒く発色します。基材だけでは炭化しません。
「添加剤」とは一般に「発色剤」と言われますが、レーザ光の吸収率が高い「顔料」と考えて問題ありません。
IV 化学変化

基材中の「顔料」の成分には、必ず金属イオンを含みます。
レーザの照射によって、このイオンの結晶構造の変化や結晶中の水和量が
変化します。
結果、その成分の組成そのものが化学的に変化し、顔料の濃度が増加によって
発色する現象が起こります。



